お昼寝

少しずつ春が近づいてて、今日も晴れて気持ちがいい
ぽかぽか陽気に誘われて窓際に座っていると、いつの間にかうとうと・・・
そのうちクッションを抱きかかえてゴロンと転がる


「今寝たら夜寝れんよーになるよ?」


優しく言ってくれてるのは分かるんだけど、今はその声さえ心地いい



「なー?せっかくの休みやのに寝んの?」


ちょっと寂しそうに聞こえたから、片目だけ開けて様子を伺う


『だってぽかぽかしてて気持ちいいんだもん』


フローリングも日に当たって暖かい
やっぱり眠くて再び目を閉じる


「分かるけど・・・」
『一緒に寝よ?』


目をあけないまま近くにいる彼に向かって手を伸ばす
きっと動けば届くんだけど、ぽわんとした脳内ではそんな指令は出せない


「・・・誘ってんの?」
『ん?』


伸ばした手がだるくなって、フローリングにボテッと下ろす
ごろごろしてる私を、少し離れた場所に座ってちょっと呆れた顔で見てる

何て顔してんのさ、しょうがないなー

抱えてたクッションをその辺の床に置き、両手を上に上げて準備
何してんの?って不思議そうな顔してる彼の方へゴロゴロ横に転がりながら移動


『とうちゃくー』


座ってる彼に膝に無理矢理頭を乗せて抱きつく


『おやすみー』


引っ付いたまま彼のお腹に顔を埋めて再びお昼寝再開


「おうちゃくもの!」


そう言いながらも頭を撫でてくれる手は、今日も私だけのもの

 

 

 

 

 

くふふ。

すいません、自分で書いたとはいえ春のお話だったもんで忘れてました

読み返してにやにやしてしまいました(自画自賛

春のあのポカポカしてる時期のフローリング好きなんですよね♪